玄関はタイルの下にコンクリートがあり、その下に土を詰めてあり、床下の無い構造（土間）になっていますので、床下から処理が完全に出来ない箇所になります。
当社では、より確実に薬剤処理を行う為に、タイル目地に5mm〜10mm（タイル目地の広さにより大きさを変えています）の穴を4〜6か所開け、薬剤を加圧注入します。

穴あけ後、薬剤加圧注入処理、1ヶ所につき約1L注入します。
薬剤注入後は、補修用のモルタルが落ちない様、穴に筒状の発泡ウレタンを差し込みモルタルにて補修を行います。
スラブ処理は構造により施工不可能な場合がありますので、調査時に確認させて頂きます。

湿式の浴室（洗い場がタイル）の場合、玄関と同じく土間の構造になっていますので、壁面タイルに2.5〜4mm程度の穴を開け壁内部に薬剤を注入し、壁の中にある木部に薬剤を付着させます。
シロアリの被害状況等によっては、床面のタイルに穴を開け加圧注入を行うこともあります。

壁タイルの目地に開けた穴より壁内部に薬剤を注入し、壁の中にある木部に薬剤を付着させます。
浴室は水場であり、湿式の浴室はタイルのひび割れ等から床下に水分が入り、シロアリの被害が多く見られる場所になるので、後程床下からも処理を行う事で念入りに処理を行います。
注入後は白モルタルにて穴埋めを行います。

此方の処理はお客様の任意での処理になります。
シロアリの被害があり、お客様が壁内部の処理をご希望の場合は、浴室同様に４mm程度の穴を開け、薬剤を注入します。

外壁に開けた4mm程度の穴より、薬剤を注入することで、内部に薬剤を流し込みます。
薬剤注入後は、外壁補修用のパテ（グレー）で穴を埋めますが、外壁塗料をお持ちの場合は、硬化後塗料を塗ることで同じ色にはなりますが、お持ちでない場合は既存の外壁と同じ色にはなりませんのでご了承下さい。

湿式の浴室は床下から見える土台は10mmの木部用ドリルで穿孔処理を行い、薬剤を土間部へ流し込みます。

穿孔した箇所より、薬剤を注入することで、土間の見えない部分に薬剤を流し込みます。

シロアリの被害が見られた箇所は10mmの木部用ドリルにて穿孔し、被害状況の確認、被害部へ薬剤を流し込む為の穴を開けます。
シロアリの被害がある箇所全てに処理を行います。

先程開けた穴より、薬剤を注入し、シロアリの被害部は空洞になる為、穴を全て利用しシロアリ被害部に薬剤を行き渡らせ駆除を行います。

シロアリの被害無い箇所の木部（束柱・土台）土壌よりシロアリが最初に触れる木部には吹き付け処理、木部に到達する為に通過する土壌、コンクリートに散布処理（帯状散布）を行います。

前の項目同様、床下全体で木部に到達する為に通過する土壌、コンクリートに散布処理（帯状散布）を行います。