2020年11月12日 [シロアリ駆除]
モグラ君の床下日記 4もぐり目 番外編
お久しぶりです。急に寒くなりまして、秋を通り越して冬まっしぐらです。これだけ寒くなるとなかなか外に出歩く機会が減って、ぬくぬく温かい部屋の中で過ごすことが多くなります。当然、あれもおうちが大好き。歓迎できない隣人のお話。🦇シロアリ駆除だけが仕事じゃないのですYo
夕方に空を見上げると何やらバサバサと((-_-;)。鳥だ、飛行機だ、Sマンでありません今回はコウモリのお悩み。いつも床下ばかりの点検ではないのです。いざコウモリの証跡を探しにGo 一般に人家に生息の蝙蝠としては小型のアブラコウモリは有名です。1.5cm ほどの隙間があれば出入りすることができ、家屋の瓦の下、羽目板と壁の間、戸袋の中、天井裏、換気口など建物の隙間などを主な棲息場所(ねぐら)とします。10月が交尾の時期で、今の時期から冬眠に入ります。今回のお客様は部屋の中に侵入してきたコウモリの対策のご相談。何やら部屋が匂います。問題の室内を点検するとエアコンの内機の下部分に怪しい染みが。
室内機と室外機をつなぐ配管穴より内部に侵入の模様。よくベランダに出てみると配管カバーがずれていることがあります。このような隙間は格好の侵入場所になってしまいます。今回は外部から確認してみても配管カバーはちゃんと設置されています。ではどこから?シロアリ駆除でたら床下だけなんですけどね。まずは外に回って基礎周りを点検。コウモリの侵入口を探すには糞を探すのが有効です。見慣れない細長い糞がぽつぽつと。さらに外壁をくまなく点検してみると壁に何やら黒いものが(-_-;)どこかの隙間から中に入り込んでいる様子です。配管穴もないし、窓のシャッタでもないし。おやおや?屋根内部の換気のために設置された溝の内部から出入りのようです。周辺の外壁には糞の固着が。一度皆さんも家の周りを点検してみては。見慣れない汚れがあったら用心です。室内に戻って天井の中を確認するとありますあります糞があります。今回は外部の通風口を経由し天井の内部に入り込んだコウモリがエアコンの配管を通すために開口した穴を経由して室内機の裏側に住み着いたようです。通常は開口部には管が設置され壁内部には入れない構造になっています。また配管の壁内部の入り口はパテなどで閉塞されています。さて入り口が分かったところで、奴らを一掃いたしましょう。通常は再度侵入できないように隙間の閉塞を行います。ですが通気を兼ねた溝の為、さてどうしたものか。今回は屋根内部に住み着いたコウモリをガスで追い出して、侵入しにくいように忌避剤を散布することとなりました。まずはエアコンの取り外し。一同唖然(-_-;)内機の後ろにコウモリがびっしり。
粘着板で御一行様を一掃。通常は掃除機などが有効です。続けて匂いの元の糞を撤去。小動物が生息しているということはダニの生息の可能性があります。また菌の媒介にも一役買っています。まずは殺虫作業を行って、次は殺菌作業。これで一安心。エアコンやさん出番です。新品お願いします。さて次は天井内部に侵入した他のコウモリの一掃です。まずは天井の内部に約薬剤を注入。外に回って顔を出したコウモリに忌避剤を一貫。出るは出るは(-_-;)こんなにいたのね。知らなかった。飛び出したコウモリは再び戻ってきますが忌避剤で中には入れません。しばらく旋回したのち空に帰っていきました。これで一安心。意外なところに意外なもの住み着いていることがあるのです。白蟻同様、たまには天井内部や外壁をまじまじと見てみると発見があるかもしれません。今回も無事解決ですYo
冬場も白蟻君もひっそり隠れております。こちらのシロアリ駆除のお忘れなく。